俺は夢中になってしまった。
子供が産まれてからご無沙汰気味だったというのもあるが、それよりもミキの身体が魅力的すぎて抗えなかった。
翌朝目覚めるとミキは「奥さんに申し訳ない」と泣いた。
普段バリバリと仕事をしているミキからは想像も出来ないくらい儚くてギュッと抱きしめてしまった。
「酒の勢いだった」「これっきりにして忘れよう」と慰めた。
次に仕事で会った時はいつもと変わらないミキだった。
自分から忘れようと言ったにも関わらず俺はあの日のことが忘れられないままでいた。
ミキを見るたびにあの夜のことを思い出してしまっていた。
ミキとの夜の後、珍しく妻に誘われて夫婦生活をした。
妻とは久し振りだったが、お互いあまり乗り気ではなかった。妻から誘ってきたにも関わらず妻も義務感からという感じだった。
結局俺はまたミキを誘ってしまった。
最初は断っていたミキも俺のしつこさに根負けしたのかもう一度だけとホテルへ行った。
やっぱりミキの身体は最高だった。
付き合っている当時もだが、今まで経験した中で最高の身体。
三度目はすんなりと誘いに乗ってくれた。
なんとなく関係は続いている。
最近ではミキから誘ってくることもある。
ミキから誘ってくる時は決まって乱れに乱れる。
自分から股を開いてまるで娼婦のように官能的に誘惑してくる。
そんな日のミキは会った瞬間から色気が凄くて堪らない。